最近、怪獣くんが気に入っている本。
黒川みつひろさんの、恐竜シリーズ。
お父さんのビッグホーン、お兄ちゃんのリトルホーン、妹のミニホーンの物語。迷路もあって、そちらも好きなんですが、トリケラトプスシリーズが大好き。
私が読むときに気をつけているのは、怪獣くんが今までに見た映像をイメージできる話し方をするということ。
例えば、本書の中にはブラキオサウルスが叫ぶシーンがあります。そこで、講談社MOVEの恐竜の図鑑についている、DVDで観たときの声を真似する。このDVDには、ブラキオサウルスの声はないので、スーパーサウルスの声を真似しましたが、それでも、イメージはつきやすくなります。足で恐竜を踏むシーンも、ドシンドシンと歩いてくる音をイメージしながら語ります。
すると、怪獣くんの反応が違うのです。目がキラキラして、読み終わる前に、「もう一回読んで!」と言います。
結局、今日は一時間本書だけを読み続けました。本が大好きで、気に入った本は何度も何度も読んでとせがむ。
図書館で何度も借りた本は、本屋さんで購入しているので、本書も購入予定。少しずつ買い足していこうと思います。
本を買うときに、大事なのは「一気にいっぱい購入しないこと」だと思っています。クリスマスとか誕生日とかイベントのときは別として、子どもの中で定着するには、何度も何度も読む、その時間が必要です。複数冊購入してしまうと、定着する前に飽きてしまうこともあります。そのため、我が家では、親が内容を覚えるくらい読んだら次を買おうと話しています。
定着すると、どんなことが起きるか。
「とーちゃんの誕生日だから、プレゼント内緒にしておこうね」と話せば、
「ないしょ、ないしょ、ノンタンにはないしょ」と本の会話が出てきたり、
ドラキュラの絵が出てくれば、「あの、前によんだ、あのほんとにてるね」とか、アウトプットをするようになります。それが、心から嬉しい。嬉しいから、また読みたくなります。
一緒に本を読む時間が幸せです。
ときどき、疲れていて適当に読むと、「ママ、ちゃんとよんで」とダメ出しされて、それがまたイライラしてしまうこともあります。そんなときは、「ママ疲れているから一冊だけ、一回だけでいいかな?」と話します。すると、分かってくれるので、完璧じゃない親も少しずつ見せたっていいのではないかなと思えるようになってきました。
しばらく黒川みつひろさんの作品を、読み続ける日々になりそうです。男の子を育てているママは、恐竜自然と好きになりますよね。知らない世界を楽しんで過ごせるように努力していきたいなと思っています。