9月から怪獣くんが幼稚園に入園した。
そのため自分の心と向き合う時間が増えた。
私にとって、何かあったとき助けてくれるのは本屋の存在と本と、そこで働く人たちだと思っている。
子どもと書店はたくさん行っていたけど、1人でぷらぷらすることに意味があると思っている。
ずっと行きたかった、マルノウチリーディングスタイル。東京駅から、とっても近い!なのに、少し迷った!KITTEを探すのに時間がかかってしまった。お迎えの時間があったので、お洒落なお店がたくさんあったけれど、脇目も振らずに本屋さんへ!
お店は落ち着いていて、カフェが併設されていた。購入前の本が読めるのだとか。私は汚してしまうのが怖いから、こういうカフェだと買ってから読む。今回は時間がなかったので、本屋だけ眺める。
パッと見て「しないことリスト」がお勧めなんだなと感じたので、そちらを購入。さっそく読んでみた。
目から鱗。
やることリスト
というのは、よく作っているけれど、
なんて作ったことない。
試しに3つくらい考えてみる
●必要以上に愛想をふりまかない
(つい、それは必要ないだろという部分でも困っていたり、迷っている人をみかけると声をかけてしまう。必要なら声をかけてくるだろうから、こちらから行かなくても良い)
●掃除、洗濯、片付け、子育て全部を一度にしない
(全部をワンセットと思うと辛くなるから、掃除だけ、とか、片付けだけ、とかそんな日があってもよい)
●未来を見過ぎない
(先読みしすぎると疲れる。その場その場で対応を)
結構難しい。
せかせか動いていると、何かの役に立っているようで存在価値があるような気がしてしまうのだけど、自分という存在を見つめた時に、なんか違う!と感じるかもしれないなと思った。
昔の私がそうだったな。
誰かの力に!
誰かが喜んでくれたら!
と必死で、周りが見えなくなって傷付けたこともあるし傷付いたこともある。
もし、私がしないことリストをたくさん作ってそのように行ったら、きっと物足りなく感じるのだろうな。
真面目で誠実
これが、周りからの評価だけど、もうひとつの私は
飽きっぽくて刺激的なことが好き
刺激というのは、子育てだと、はじめて歩けた!とか、はじめてしゃべった!くらいの衝撃。書店員時代で言えば、急にサイン会決まった!とか大好きな作家さんに会える!とか対談!とかコメント載るってぐらいの驚き。
お客様との不思議な体験も刺激の1つ。経験できることは、人間1人の人生では少なすぎる。だから、お客様と話したり、本を読んだりすることで知るのも刺激。どこかでリンクしたときの衝撃も感動するし、あの喜びは何にも変えられないものがある。本が届いた!!と感じるときも震えるなぁ!
しないことリストの中にも、
「こういうのは適当に読んで、適当に自分に使えそうな部分だけ取り入れて参考にしたらいいものだ。」(p196)
と書いてある。
自分の中で自分なりにゆるくやってみて、それで、少しでも楽になれたらいいなーくらいで参考にしてみたいと思った。
急ぎすぎてるのは好きじゃない。
ゆったりのんびり刺激的でいたいなぁ。
なのに、今朝も幼稚園に急かしてしまう私。時間は余裕なのに。来週は、敢えて遅れない程度に遅く行ってみるというのも、1つ挑戦してみても良いかもしれない。
phaさんの本を他にも読んでみようと思えた1冊でした。
生き急いでる
とよく言われた頃があったなーとふと思い出す。今はもうちょっと楽に生きられるようになったかな。しないことリスト、心が疲れた人に読んで欲しい本。実践してないなくても、少しだけ救われた気持ちになるから。