すぐに物をなくしたり落としたりするたからくん。
たからくんの教室には「たからばこ」があって、たからくんの落としたものを皆がみつけたら、ここに入れるようになっている。
みなちゃんはとなりの席の女の子。
たからくんがあまりにわすれものをしたりおとしたりするから、みなちゃんのこころはもやもやがふえていって・・・
どんな人も一方向からものをみたときに「いやだな」という部分はあって、それだけをみちゃうと、やっぱりもやもやはふえていくばかり。
「気付く」ためには色んな言葉やこころから目を背けて自分の言葉やこころで感じないといけない。それが簡単じゃないから「みんなの意見」簡単なほうにながされていくんだ。
一歩立ち止まって考えてみるといい。
一呼吸ゆっくり吸ってみてみるといい。
きっと違う側面がみえてくるとおもうから。
たからくんは「本当に」ものを大切にしていないように読めたかな。
本当の心はどこにあるだろう。
たくさんのことを考えながら読める作品。小学生に読んでもらいたいな。