日々ぷかぷか 笑顔が好き

8歳の息子のママです。顔タイプ診断アドバイザー一級取得。服やコスメ、アクセサリーが好き。本も好き。写真を撮るのが好き。好きで溢れる毎日。2022年は何か仕事として形にしたいと考え中。下を向いて歩くのではなく顔を上げて笑顔で歩むためのお役に立てれば幸いです。

【読書20冊目】くろて団は名探偵 ハンス・ユルゲン・プレス作 大社玲子訳 岩波少年文庫

ふしぎ古書店を読んで気になっていた本。

にかいどうさんの選書が良すぎて、どんどん読んでしまう。

 

「くろて団は名探偵」はリーダーのフェリックス、アデーレ、ロロ、リスづれキキのメンバーが正義のみかたくろて団として事件の謎を解きながら読み進めていく物語。

基本的には1ページ半に1つの謎を考えていくのだけど、よく観察すれば必ず解けるので、小学生も楽しめる工夫がされています。

 

私がこの本で感銘を受けたのは、絵がとても細かく丁寧であることと、物語がくずれないことでした。途中途中で謎を解いていくと話が分からなくなったり、混乱してしまうこともあると思うのですが、本当に少しずつ少しずつ進めてくれるので「分からなくなったから読むのをやめる」という感覚にならなくて済むのです。

 

余談になりますが、本書をある書店員さんに「良かったんだー」と話したら、道尾秀介さんの「フォトミステリー」おすすめです!と教えてくれました。こうして読みたい本が増えていくのは嬉しいことですが、収納に困っている身としてはいつか重い腰をあげなくてはいけないなと、もう10年も思っている次第です。

 

本書の中には少し難しい謎も含まれています。そんなときも、くろて団を助けるために冷静にならなくてはなりません。絵を本当に本当に良く見ると必ずわかるから大丈夫。不安になってしまったら、次のページに答えが書いてあるから。慌てずゆっくり考えると良いと思います。

ラストのページまでいけたら、きみもくろて団の正式なメンバーの1人になれる・・・ハズ!!!