言葉屋シリーズ3作品目!!!
もうもうもうもう、最高過ぎる!!!
ちょっと落ち着いて。私。
今作品は、中学生になった詠子たちのドキドキの1日から始まります。
小学校から、そのまま市内の中学校に行く生徒たちにとって1番緊張するのはクラス分けではないでしょうか。仲の良い子がいるかどうかは全力で知りたい部分ではないかと思います。
(私は仲の良い子というよりも、良い先生が担任だといいなと思っていました)
詠子も貼り出されているクラス表を確認するのは緊張の一瞬だったのではないかなと想像します。
残念ながらしぃちゃんと離れてしまった詠子。そこから、しぃちゃんの一言によりどこかしらギクシャクしていく2人。
友達のひと言は、中学生にとっては大きく左右されるだろうなと容易に想像出来て苦しくなりました。
「空気を読みながら生きる」
とても苦しいだろうなと。
水のなくなった金魚鉢で金魚がパクパク必死に息を吸うような感覚。読んでいて一緒に息をひそめてしまうほどでした。
名前でからかわれたこと、ありますか?
私はあります。
周りは楽しいのでしょうけれど、言われた方はたまったものではないのです。あのときの私に伝えてあげたい。読おじさんのような言葉を。
しぃちゃんのフルネームここでやっと知ることができます。素敵な輝く名前でした。ぜひ、1度読んでもらいたいです。
詠子のおじぃちゃん登場です。
カッコ良過ぎる!!!!!!
留学をしたことはありますか??
私は日本から逃げたい一心で、短い期間でしたが留学していました。何も勉強していなかったから当然話せません。でも、なんとか周りの人の助けもあり過ごしきることが出来ました。
言葉が出てこなくて、日本語から変換できなくて緊張して。あの感覚は忘れません。
どこにいっても中途半端だなと思って小さくなっていたような気がします。
詠子のおじいさんはじめ、周りにいる人たちが伝えてくれることは、私たち1人1人にとって身近なアドバイスになると思いました。学生、社会人、子育て中の方にも届く言葉が本書には溢れています。
優しく時に厳しく。今思い浮かべることができる1番身近な尊敬出来る人のように、たくさんのことを教えてくれます。
言葉だけがコミュニケーションの術ではない。
胸にじんとくる言葉でした。
4巻もあっという間に読んでしまうのだろうな。