正直、普段からニュースもテレビも見ない私にとって理解するのは至難の業だった。しかし、本を読み終わり感じたことを書くことは出来ると思うので綴っておきたいと思う。
石田和靖さんは優しい。その感覚が1番先に届いた。そして、「日本の未来」を本気で考え動いている人。伝えている人。何故そう感じたかというと、とにかく言葉が真っすぐなのだ。真っすぐだからテレビのように遠くではなく「身近な問題」として考えることが出来る。
「子どもの未来を考える」と周囲で聞こえてくる中で『何をしたら良いのか』『実際どう動けば良いのか』と考えてしまったりもするけれど、「知らない」ことを知らないで終わらせず、分からないことがあるなら親子で調べつつ話合っていけば良いのだと思えた。国のことにしても、政治のことにしても、様々な疑問に一緒に向き合えば良いのだと思わせてくれた。そして重要なのは、一方向からではなく色んな角度で物事を見ること。何より「相手の意見」をきちんと聞くことが大切なのだと本書から学んだ。子どもと一緒に想像力を培って行きたい。
石田和靖さんの「越境3.0チャンネル」を見ていると分かりやすい動画もあるので少しずつでも観ていきたいな。
石田さんは動画を観る限りカズさんという愛称で呼ばれているらしい。それに倣って以下カズさんと記載していく。
カズさんの「日本」と「人」を想う気持ち。
「勿体ないぞ!日本国民!」という気持ち。
世界の動きを見てみようよ!という気持ち。
『流されずブレずに自分の意見を持ち発言し動く。動いていこうぜ!!!』
これらのメッセージがバシバシ伝わってきた。
怖がるな!!!!!と。
互いに相手を認めながら尊重し合いながら、きちんと意見を言い合える。そうした関係は国だけじゃなく、人間関係にも共通しているなと思う。人がつくる国なのだから当然なのかもしれないけれど、それが難しかったりするんだな。
相手を知る。相手を受け止める。譲れない部分は毅然と向き合う。話し合うことの大切さ。
本書の伝えたいことと全く違うかもしれないけれど、私はそう思った。
私のように全く理解出来ない人が「ん?なんかちょっと越境3.0チャンネル見てみようかな」とか「関連する本を読んでみようかな」と思えたら本書の願いは叶えられているのではないか、そう想像した1冊。
カズさんは、ものすごく優しい人。そして妥協しない人なのだろうと思った。