BOOK MARKET。
本が好きで本と育って本に恩返ししたいと考えている人たちの集まり。
子育てで、なかなか足を運べなかったのですが、今回思い切って行ってみました!
(4歳の怪獣くん、ずいぶんしっかりしてきたけれど、それでも熱気で1時間もたなかった(涙))
本には詳しくないけれど、本屋さんで働いていたからか、本が並んでいて会話をしながら来店した方々に手渡しで本を届ける出版社の方々の目がキラキラしていて幸せな気持ちになりました。
回を増すごとに場所が広くなっていて、今回ひらけた感じでとても明るくて見やすくていいなぁと思いました。
怪獣くんの求める絵本は少なかったけれど、前職で知り合った出版社の方々が相手してくれたので、なんとかまわって選ぶことが出来ました!
向きが変ですが。。
こちらが、今回のイベントで買った本たち。(1冊購入するとスタンプがもらえます。3つ揃うとオリジナルのトートバッグがもらえます)
○おむつのなか、みせてみせて!
パイ・インターナショナル
(トイレトレーニング中の方にオススメです!少しだけ仕掛けっぽくなっているので、怪獣くんは何度もぷふっ!ぷふふふっ!と笑っていました)
○アッタとタッタのさがしものクリスマス
(私が一目惚れした本です。色彩や絵、なにもかもがドキュンと胸打たれた1冊です。この本をメインに棚づくりしたら面白そうだなぁ!怪獣くんは、帰ってから、さっそくクリスマスツリーの飾りを探していました。進化の迷路シリーズでだまし絵隠し絵には慣れており、さっさ、さっさと見つけてしまいました)
○市場界隈
(個人的に購入したもの。迷っていた本は違うのですが、出版社の方に私の性格や好みなどを考慮した上で、こちらの本を勧められましたので、その人によって合わせて本を選んでくださったことに感謝して購入を決めました!)
以前は、仕事上の付き合いもあり、流れで購入してしまうことがあったのですが、積読になったまま読めていない本もあったりして、なんとなくモヤモヤしたりと幼い感情がありましたが、今回、自分が本当に読みたいな、子どもに読んであげたいなと思った本を選べたので満足でした。欲を言えば、もう少しゆっくり見たかったりもしたのだけど、本が好きな怪獣くんに、
『ここまで本に熱くなれる、ここまで真剣に本を作って届けようとしている、仕事に夢中になれる大人っているんだよー』
と感じてもらいたくて、どうしても一緒に行きたかったのです!
それが伝わっているのか、何度も愚図る怪獣くんに「とーちゃんと外出ててもいいよ」と言いましたが「本好きだから、いるの」と言ってくれました。本音は『ママといたい』だったのでしょうけれど、気付かないフリをして、久しぶりの熱気に包まれてきました!
その後、公園で遊んだり、買い食いをしたり、いつもはさせないようにしている食べ歩きまで堪能して帰路につきました。
帰ってから、絵本タイムでさっそく購入した絵本を読みました。
怪獣くんは「もーちょっと絵本があったら良かったなぁ」とか
出版社の方が「怪獣くんとぼくは友達だよ」なんて言ったことに対して「年が全然ちがうでしょ!」と真っ当なツッコミをしていました。
怪獣くんが、「ママ、今日会った人は、どうして本作るところで働いているのかなぁ?」と聞いてきたので、ご本人にそのままを聞いてみました。
すると、
「本に助けてもらったことがたくさんあるからだよ。そして、怪獣くんが何かあった時に助けてあげる本を絶対つくるからね」
と伝えて欲しいと返事をくれました。
怪獣くんは、「ふーん」の一言で難しかったようですが、私にとって、この言葉は心の奥の奥まで刺さりました。
実は、私が10年前に最初の本屋さんで働いていた時、この方との出会いがありました。そのときも「本に恩返しが出来る本を作りたい」とおっしゃっていて、以来ずっと、何かあるとこの言葉を思い返して頑張っていました。色々とあって、本に恩返ししようとしても、どうにもうまく立ち回れない自分がいて、何回か逃げては立ち向かっていましたが、今は心を守るため、逃げたまま働いていない自分が、なんとなく好きではありませんでした。
最近、少しずつ心に変化が起きていて、乗り越えてきたかなという段階でした。
その後のやりとりで、その方はこう言ってくださいました。
「〇〇さん(私の名前)怪獣くんの専属の本屋さんですね。お店にいるだけが本屋じゃないです。最高の本屋さん」と。
そう。そうか。
この言葉で、 怪獣くんの本屋さんになろうって、怪獣くんの求める声になるべく応えようって思えるようになって、欲張らないと決めたら楽になりました。
このタイミングで、ベストのタイミングで尊敬している人から言われることの幸せ。心から感謝しました。
私は本が繋いでくれる人の御縁が大好きです。感謝もしています。
でも、たくさんの本の繋がりで出来た人との悲しいことが、そうした気持ちを閉じ込めてかたーくかたーく蓋をしてしまったのです。
けれど、やはり私は本から感じる人の心が好きだし、御縁に感謝してしまう。どうあがいても、そのようにしか生きられないのだなと思いました。
色んなことが1つの道に繋がっているのだなぁと。
怪獣くんが、
じぶんの生きている世界には、色んなことがあるけれど、なんて面白いのだろうとワクワク出来るくらい、時に人の力を借りて何でも乗り越えることの出来る大人になれるよう
丁寧に育てていけたら良いなと思いました。
出版社の方に、すごーくいい子に育ってますねと言っていただけたのが、とてもとても誇らしかった。怪獣くんが、ただ単に褒められるのではなくて、その存在を認めてもらえるような褒め方をしてくれたのが嬉しかった!
本と人との出会いに感謝しています。
掘り出し物の本もあるかも!!
気になる方は、また来年のぞいてみてください!
BOOK MARKET情報(今年は7/20.7/21でした)場所は浅草でした。
https://www.anonima-studio.com/bookmarket/