メイクを共に練習している友達に素敵な本を貸してもらい読んでみました。
コスメカウンターが怖いマンガ家 吉川景都さんと、現役美容部員のBAパンダさんのコミカルなやりとりがツボであり、マンガの読みやすさも相まって最高の笑いと学びの時間となりました。
内容はとても読みやすくわかりやすいので、読んだ感想をお伝えしていきたいと思います。
あれは、怪獣くんが4歳のとき。
(語り始めます。読み飛ばしていただいてもOK)
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化粧は大学生の頃、バイト先の高校生に教えてもらってからアップデートしておらず、服も動きやすければ良しとしていたのでジーンズか、あっても人と会うとき用の服が2着くらいという身だしなみより子との時間を優先させていた、あの頃。
周りには土地柄綺麗なお母さんや美人な方が多く、公園に行くのもメイクばっちり、服も綺麗めな方が多かった。メイクをしていなくてもカジュアルな服だとしても高くない服だとしても、何だか素敵でキラキラしているように見えていたのです。(後に自分に似合う服を知っていたからだとわかる)
それでも気にしないでいたのは、泥まみれになって全力で一緒に遊んでいたからだったのですが。。。
怪獣くんと公園でくたくたになるまで遊んだ帰り道。
「ママはどうしてスカート履かないの?」
→理由:公共の面前でスカートを捲られパンツを見られてしまうという究極的に恥ずかしい想いをしたことがあったため。
「ママはどうしてお化粧しないの?」
→理由:ドライヤーを乾かしたりメイクをしたり整えている間もなく、怪獣くんが遊ぼうと言ってきたり泣いたりなんだりとしていたから少しでも時間があるなら寝ていたかった。
「ママはどうしてキラキラなものをつけないの?」
→指輪も汚れるしネックレスもひっぱられるしピアスはひっかかるので、すべて取っていた。
なんていう質問や疑問を抱くようになり、この一言で「このままではいかん」と思い、自分の中で3年間(何事も結果が見えるようになるには3年かかるという自分自身のルールがある)は自分のために時間もお金も使おうと決めたのでした。
出来ることや興味のあることは何でもトライしてきました。
この3年間でメイクもファッションも楽しんできたし、少しは綺麗になれたかなと思っています。
綺麗になりたいと思って1番最初にしたのが、コスメカウンターへ行くことでした。
MACのリップを夫にプレゼントしてもらったのが最初でしたが、自分の意志で色々お店を見て決めて行ったのは「BOBBI BROWN」のお店でした。
恐々カウンター前でウロウロしていた私に声をかけてくれたのが、三越銀座のお店のスタッフさんでした。
今では自分の顔タイプがこちらのメーカーと合うというのはわかりますが、その頃の私には感覚で「かっこいい」「綺麗」と思ったくらい。行ってみようと思った理由や切っ掛けはなく、緊張も緊張の状態でした。
声をかけてもらいタッチアップをしてもらいましたが、知らない用語、スキンケアを怠っていた恥ずかしさのようなものがこみ上げてきて逃げたくなりました。それでも綺麗になりたいという気持ちだけで座っていたような気がします。
丁寧な説明やスキンケアのやり方などメイクの前にすることが多くて頭がパンクしそうでした。
しかし、私に合いそうな色を選んでくださったり、一生懸命使い方を見せてくれる姿を見て「売ろう」としているのではなく「綺麗」にしようとしてくれているのが伝わり、私も怖がっていないで真剣に向き合いたいと思ったのでした。
(回想終了)
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この時、教えてもらった眉毛の描き方も自分で変化させてみることを覚え、現在も試行錯誤しています。
教えてもらってからほぼ毎日練習し続けてきました。メイクは立体的な絵を描いているみたいで楽しい。バランスも考えるのが楽しい。3年間努力してきたと思います。
けれど、私はこの本を読んで気付いたのです。
「いつも時間があるときのメイク」しかしていないということに。
「きっちりちゃんとメイクする」ことばかりだったことに。
時短メイクやポイントメイクや「この場合はこうする」ということは考えてこなかったのです。専業主婦なので人と会うこともほとんどないし、誰かと今日のメイクについて話すこともない。その弊害が「様々な場合を想定してメイクをしていない」ことになるのです。
(考えるとなると服の色に合わせてとか、今日は綺麗め、可愛く等)
色んな色、色んな描き方は練習出来ても、もっと根本的に時間がないとき(メイク時間が欲しいので早起きしていたけれど起きられないときも疲れていたらあるはず!)などは考えていなかったのです。
コンシーラーを使って目回りのベースを作っていくことも知らなかった。
ファンデーションで十分かと思っていました。
目からうろこ。
あの時の私に読ませたら最初から最後まで忠実に練習しそうな本。
プロに教わるのが1番だと分かっているけれど、買わされそうとか怖いと思う人は、まず、こちらの本を読んでみると良いかもしれません。
人は必ず綺麗になれるしメイクは魔法だと思います。自信がつくし、その人本来持っている魅力を引き出してくれる。私は今もコスメカウンターが苦手ですが、あの方なら話を聞いてくれそうだという人は必ずいます。
勇気を出して声をかけると本当に心からコスメが大好きなんだ!って伝えてくれます。人生で1度でもトライしてみるのをオススメします!
どの人も、コスメカウンターで「自分のため」だけに向き合ってくれる人と出会えますように。
備忘録のため記載(自分の気になったところのみ。詳細やアイテムなどすべて見たい人は本書を見てね)
〇眉メイク KATEデザイニングアイブロウ3D、アディクションアイブロウリキッドマイクロ、HEAVY ROTATIONカラーリングアイブロウR、RMKアイブロウジェル
〇アイメイク MAC#239Sアイシェーディングブラシ、MAC#217Sブレンディングブラシ、USKアイメイクブラシ
〇アイライナー UZU EYE OPENING LINER、CLIOシャープソーシンプルウォータープルーフペンシルライナー、ドーリーウインクNo,2SWEET GIRLY、ドーリーウインク イージーラッシュNo,11フェミニンブラウン
〇マスカラ IPSAラッシュモデリングマスカラ、UZU MOTEMASCARA
〇コンシーラー theSAEMカバーパーフェクションチップコンシーラー、RMKルミナスペンブラッシュコンシーラー
〇目元コンシーラー USKファンデーションブラシ、LAURA MERCIERフローレスフュージョン ウルトラロングウェアコンシーラー
〇下地 the SAEM CPポアプライマー、INTEGRATEエアフィールメーカー
〇ファンデーション IOPEエアクッションカバー、イヴ・サンローラン アンクルドポー ルクッションN
〇クレンジング クリニーク テイクザ デイオフクレンジングバーム
他にも紹介されていたけれど、私が試したいなと思ったものだけ載せているので、ここのメーカーが好きな人も他が気になる人も1度手にとって読んでみてはいかがでしょうか。間違った使い方をしていたかもしれないし、新たな発見があるかもしれない。本を読むことで新たな世界が広がるかもしれない。
私もBAパンダさんにアドバイスもらいたいなって思いました。ネガティブな単語を言わないスタッフさん、顔に出さない(そもそも思っていない)スタッフさんはプロだなぁと思います。