日々ぷかぷか 笑顔が好き

8歳の息子のママです。顔タイプ診断アドバイザー一級取得。服やコスメ、アクセサリーが好き。本も好き。写真を撮るのが好き。好きで溢れる毎日。2022年は何か仕事として形にしたいと考え中。下を向いて歩くのではなく顔を上げて笑顔で歩むためのお役に立てれば幸いです。

【読書】言葉屋2 ことのは薬箱のつくり方 久米絵美里:作 もとやままさこ:絵 朝日学生新聞社

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 言葉をメインにしたお話は他にあるだろうか。こんなにも大切に書かれていたら本たちも言葉も本望だと思う。

 

 今回新しく登場する方は

須崎哲平くんのおじいさん(書道教室の先生)またおじいさんのキャラクターがどんとしていて、あまり私の近くに「どしん!」とした大人がいなかったからか、新鮮な感じがする。

 

 言葉屋を読んでいて常に思うのは、おばあちゃんや、読おじさん、須崎くんのおじいさんが詠子に「温かい言葉」を届け続けていることが本当に宝物だということ。

厳しい言葉の中にも愛情があって、びしっと伝えたらもう切り替える。

これ、実はとても難しいことなのだ。

 イライラして、つい子どもにきつく話してしまったり、しつこく怒ったりしてしまうのは私だけかしら???

なんとか全ての理性を総動員して止められるときもあるけれど、心が爆発してしまうとその場から逃げないと鬼化してしまう。

 家族と、どう接して良いか分からなくなったら、ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」新潮社を読み直しては心を落ち着かせるときもある。話し合うことは大事だ。

 

 言葉屋を読むと「その場しのぎではない言葉」「簡単で楽な言葉」を使うのではなくて、きちんと考えた先の「自分の言葉」を使って伝えようと思える。

たくさんの「言葉の宝」があちこちにあって、ひとつ残らず集めて読み終えたいと思えるシリーズだと思う。

3巻も楽しみだ!